アイラの【罪】について色々考えてみた。【砂漠の都会の罪人と銀傭兵】

こんにちは、陸十です。
最近頓挫していた、銀傭兵と罪人シリーズ(?)の探索についてです。
こちらは友人トミーの探索も進み、色々な話が浮上してきています。
その探索の中でイウォン・ドルジ視点から、頻繁に
「アイラを守らないといけない」
「救ってやらないといけない」
というキーワードが繰り返し出てきます。
罪人のはずなのに、なぜ守る必要があるのか。
なぜ救い出す必要があるのか。
一方で、アイラ自身が本当に「罪人」と呼ばれるような存在だったのかというと、それも少し違和感があります。
衣食住は保証されていて、宗教的教養もある。
むしろ立場としては、かなり上の階層に近い存在だったようにも見えます。
それに、探索を進めていくにつれて、罪に該当するような出来事は夢で見た【パンドラ】以外で全く出てきません。
そもそも【アイラの罪】とは何なのか。
そこから今回あらためて、探索内容をAIにフォローしてもらいながら、整理と考察をしてみました。
あくまで現時点での仮説なので、今後も変化はあると思います。
「そういう見え方もあるんだな」くらいの感覚で読んでもらえればと思います。
それでは、どうぞ。
■ 宗教と土地に組み込まれた存在
15世紀前後のラダック周辺では、すでに仏教が広く根付いていたといわれています。
チベット仏教は、体系そのものを押し付けず、柔軟に周辺の土着信仰を取り込みながら形を変えていった宗教です。
そのため、いわゆる単純な仏教というより、かなり複雑な信仰体系になっていきました。
インド発と言われ、世界中に存在するナーガ信仰(チベット地域ではルゥ信仰)もその一部です。
ナーガは水や雨、豊穣や災厄など、自然そのものと結びついた存在で、土地の生活とかなり密接に関わる精霊のような存在でした。
アイラはこのナーガ信仰に関わる巫女のような立場であり、同時に地方権力者の血縁でもあったため、宗教と政治のあいだに立つような存在だったのではないかと考えています。
(ナーガ信仰は、仏教が入る前からずっとあるのもで、現在でも大切にされているものです。そのため、仏教に消されなかったこの信仰をアイラが支えていたと仮定しています)
つまりアイラは、
* ナーガ信仰に関わる巫女
* 地方権力者の血縁として儀礼の中心にいる存在
* 複数人で構成される儀式集団の中核(シャーマンとしての重要な立ち位置)
という位置にいた可能性があります。
■ 儀式の失敗と「毒」
探索の中で大きなポイントになったのが、ある儀式の失敗です。
(夢探索でいう【パンドラ】の部分です)
この儀式はおそらく水や天候、豊穣などに関わる祈祷だったと思われます。
またはナーガの住処の汚染についての祈りだったのかもしれません。
その失敗は単なるミスというより、
* 干ばつ
* 不作
* 疫病のような広がり
* 自然とのズレ
といった形で、共同体にとっての“異常”として受け取られた可能性があります。
よくある話です。
ここでいう「毒」は物理的なものというより、バランスが崩れた状態そのものという象徴的な意味に近いです。
その結果、失敗に終わった儀式に関わっていた7人のうち多くは役職を外されたり、距離を置かれたりという形で“社会的に切り離されていった”ように思えます。
(夢の中では強い描写もありますが、実際は社会的な死=社会からの排除や立場の剥奪のようなものだったと思います)
ただ、その処罰もアイラだけは少し違う扱いを受けていました。
■ なぜアイラだけが“処分されなかった”のか
ここは最初、「豪族だから特別に守られていたのでは」とも考えました。
でも整理していくと、少し違う構造が見えてきます。
アイラは
* 責任を明確にできる立場ではない(7人もいるので特定の誰かが悪いと言い切れない)
* とはいえ儀式の中で中心に近い存在だった
* しかし、豪族的地位が背景があり逆に扱いにくい
このあたりが重なって、「処分できない」というより「処分が決めきれない状態」に置かれていた。
結果としてアイラは
* 行動は制限され(外出などはできたぽい)
* シャーマンとしての役割は外され(メインポジションではなくなった?)
* でも完全には切られない
という、かなり宙ぶらりんな状態になっていたのではないかと思います。
■ もう一つの理由:呪術的に“手が出せなかった”可能性
アイラには政治的な理由とは別に、呪術的な理由でも“手を出しにくい”要素があったように感じます。
アイラはナーガ信仰における巫女的な存在で、
* 精霊と人をつなぐ媒介
* 自然の災厄や豊穣に関わる存在
* 祈祷の結果が現実に影響すると考えられる存在
という役割を持っていた可能性があります。そのため、儀式の失敗が起きていたとしても、
> 「精霊と契約している(かかわりのある?)この人を殺したら、もっと悪いことが起きるのではないか」
という感覚が、共同体には存在していたのではないかと思います。
だからアイラは
* 殺しても危険
* 放っても危険
* 外に出しても危険(被害の拡大/精霊の怒りを買う可能性を懸念)
という「彼女自身が厄災」のような認識をもたれ、人と距離を取られ、孤独なような環境にいた。
だからこそ、アイラは処刑されるでもなく、完全に解放されるでもなく、
扱いづらくて、精霊のご機嫌取りのために土地に縛り付けるしかない存在だったのではないかと思います。
■ イウォンとの出会いと「守る」という感覚
そんな扱いの中で現れたのがイウォンです。
イウォンはアイラを一目見て惚れ込んでいました。(奴がそういってた())
彼の事なので、アイラの身の回りの事や扱いについて聞き込みなどはしていたと思いますし、探索でも一部判明しています。
アイラの事を知っていくにつれ、彼女の宗教的立場などに疑問を持ち
*機能を失った存在
*しかし明確に裁かれていない存在
*そして長期的に危険を孕む存在
=「ここに置いておくべきではない存在」
→だったら、俺が掻っ攫っても問題ないよね?好きだし。
という判断に基づいていたのではないでしょうか。
そんな印象があります。
とはいえ、イウォンはアイラの開放について権力者に直談判をしていたのだと思います。
それでもその願いは受け入れられず、アイラはとらわれていたまま。
権力者に連れて行くのを拒否された対象者を無理にキャラバン隊に入れても、他の人に迷惑をかけたり、いらぬ争いが生まれるかもしれない。
そんなリスクを案じて2人で逃亡という道を選んだのではないかなと思います。
(ドルジとの会話を考慮しての考察)
■ 逃亡と「罪」の確定
最終的にアイラとイウォンは逃亡を選びます。
この瞬間、それまで曖昧だった状態がはっきり変わります。
* 管理下からの離脱
* 儀式的役割の放棄
* 共同体からの逸脱
これによって初めて、アイラは“罪人”として明確に扱われるようになります。
そして共同体側も秩序を保つための処理を遂行するために動きます。
確実に処分するために戦いに慣れた傭兵のような存在が動員されたのも、流れとしては理解できる形です。
傭兵を雇ってまでアイラを手にかけたのには理由があると思います。
(トミー共有の内容、どうやら手をかけてきたのは山賊ではなく戦慣れした集団だったようです。)
実際問題、豪族の娘を直接処分するのは普通ならかなり政治的リスクがあります。
合わせて、殺した人間に祟りが返る可能性を考慮した結果ではないでしょうか。
身内の手を汚させないことも考えられていたのだと思います。
外部の人間によって手をかけられたのならば、精霊の怒りを買わずに済み、土地が呪われることはないと考えたのでしょう。
共同体にとって、傭兵が呪いでどうなろうが関係ないですから。
■ 結局、アイラの【罪】とは何だったのか
ここまでをまとめると、アイラの罪は個人による一つの行為ではなく、
* 儀式の失敗
* 宙ぶらりんな状態の継続
* 呪術的に処理できない存在性
* 最終的な逃亡
この積み重ねとして見えてきます。
特に重要なのは、最初の失敗そのものよりも、“裁けない状態であり続けたこと”だったのかもしれません。
そしてイウォンとの出会いによって、その状態は動き出し、結果として“罪”として確定していった。
そんな流れに見えます。
■ 終わりに
実ははじめ、チベット仏教における【人骨の楽器を作るための材料として保護されていたのか】と考えていました。
どのような楽器か興味のある方は調べてみてください。
地位ある娘が宗教の重要な法具になるのは権力者的には栄誉でしょうし、場合によっては差し出したのではないかと。
ただ、仏教は利害による殺生はタブーですし、近年の記録を見てもそのような事例はなく、かつ加工する際は必ず、死人のものを使うように徹底していたそうです。
あくまで死後の人骨を使うことが必須であり、人を殺めてまで作るものではない、というものでした。
例外はあるかもしれませんが、殺生には厳しい仏教。
禁忌を犯してまで作るものでもないかなーとか。
なぜ楽器説が浮かんだのかというと、この楽器の一番いい状態というのが
「若い処女の人骨を使うこと」でした。
アイラの年齢は15歳前後とちょうどよい頃合いだったし、周りとのかかわりを遮断されていた彼女は道具にちょうど良い存在と感じたのです。
しかし、探索を紐解いていくと、矛盾を感じるように。
イウォンに連れ出されて傭兵に追われ捕まった後、アイラは「弄ばれた」後に殺されます。
しかも遺体遺棄。
この時点で
* 処女の人骨
* 遺体の未回収
楽器制作の条件が揃わなかったのです。
雇われたのに、弄んだあととはいえ持ち帰らないのも変な話だよねーと。
そのため、この説はいったん切り離すことにしました。
そこから土着信仰――ナーガ信仰の側から見直していくと、
これまで引っかかっていた要素が、不思議と無理なく繋がっていきました。
*
まだ仮の形ではありますが、
少なくとも今は、アイラの罪は「個人的な罪」ではなく、
もっと曖昧で、動かしにくい文化的何かが背景にある故のもの、と捉える方が自然に感じています。
このあたりは、探索が進めばまた見え方も変わってくるはずなので、
もう少し時間をかけて追っていこうと思います。
ここまでご拝読いただきましてありがとうございました。
それでは、また。
第56回イレブン・スター☆計画に参加しました。①

こんにちは、陸十です。
しんじゅ☆♪さん企画の共同探索イベントに参加してきました!概要はご本人のブログをご確認いただけますと幸いです。
私は今回はリトリーバルはしていませんが、少しだけ顔を出してきました。
(しかも大遅刻())
少しですが、記録も残したので共有できたらと思います。
それでは、どうぞ!
アファメーション後、イウォンがすぐ迎えにきてくれました。
彼の服装は銀の鎧ですが、いつものフルアーマーとは違い、上半身だけのタイプ?少し軽装備なようです。
マントは黒か赤。黒で内側が赤いのかもしれません。
私は、長いラッパ袖の真紅の正絹のチャイナドレス。
凝った刺繍が施されていてかなり派手めなもののようです。センタースリット入り。ハーフアップに、右耳には大ぶりの石……もしくは花をモチーフにしていそうなピアスをつけていました。
出会い頭に手の甲にキス。こういう対応もいつも通りですね。
『待っていたぞ。こうやって他の場所を探索するのは久しぶりだな』
「確かに。最近はあまり探索とかしていなかったから、うまく知覚できるか微妙かも」
『何も完璧にやることがすべてではない。最近は疲れているのだから、余計鈍くなっているだろうし、無理はするな』
「ん、ありがと」
イウォンの案内に従ってついて行くと、すでに始まっているようで、クリスタルの前には多くの人でにぎわっていました。
途中からかごめかごめに加わろうとしましたが、イウォンに止められます。
『ここからでも十分祈りは届く。無理に輪の中に入る必要はない』
そう、優しく私を諭すように言いました。
他の人の集中の邪魔をしないように、そしてあまり人慣れしていない私を気遣っての対応のようです。
せっかくの彼の提案なので、私はその場から参加することにしました。
クリスタルの周りでワーオー(かごめかごめ)をしている人たちに合わせて、手を合わせてお祈りします。
どうか皆の魂が、永劫の安寧の中にありますように。
その時に思い浮かんだのが、SNSのフォロワーさん。
最近疲労マックスでものすごーく荒れているようなので、愛の投射を。
効果があるかは分かりませんが、しんどい生活を送っている彼女に、少しでも癒しを感じてもらえたら嬉しいです。
探索
カフェのテーブルには、なんとなくバスクチーズケーキがあるような印象。
他にはビーフシチューなどの洋風の食事かな。バゲッドもあったかもしれません。
楽しそうに食事をしている人も数名見かけました。
何かを話しながら食べているけれど、どんな話をしているかまでは不明。
もしかしたら、今回のイベント参加者かもしれません。
その中でも印象的だったのは、外国人男性の「おじさん」タイプ?がいたことです。
(よく映画に出てきそうなスキンヘッドにちょび髭。白Tにデニムって感じ笑)
私もせっかく来たなら何か食べたいなーと思い、口に運ぶものを選んでいると、後ろからイウォンに声をかけられ、振り向いた瞬間
何かを口に突っ込まれる。
オレンジ色のみかんっぽい何かでした。
(みかんにしては少し大きい?)
「もう少し丁寧にしてくれませんかね……?」
『愛ゆえだから許してほしい』
口ではそう言っているけれど、なんとなく怒っているようにも感じる声音です。
多分、結婚についてまだへそを曲げているんだろうな……(苦笑)
ここまで見てきましたが、どうも集中できていない感じが。
というのも、旦那がイヤホンをせずに動画を見ていて音が垂れ流し状態。
そのおかげで……という感じです。
集中できるように私もヘッドホンでリラクゼーション系の曲を聞いていたのですが、それを貫通して聞こえてくる音……。
やっぱり集中しての探索は難しそうです。
今回はここで断念。また改めて訪問します!
クイズ
とりあえずクイズだけでも……と、しんじゅ☆♪さんの用意した知覚クイズをチェック。
パッとヴィジョンで出てきたのは「豪華客船の模型」。
イメージ的にはタイタニック号でしょうか。
解釈者の歪みをなくすために一度リセットしてみましたが、今度は何か丸いもの?が現れました。
とりあえず、手に持てる何かであることだけは理解しました。
クイズのあとはバーに入って一杯。
ロックのウイスキーを出されます。
なんとなくアイリッシュウイスキーの感じ。スコッチ感はなさそうです。
イウォンは透明なものだったので、おそらくウォッカのストレート。
相変わらずだなぁ……笑
「これは参加者からの奢りだ」とイウォンに言われました。
誰からだろう?
(なんとなく、カウンター席の右側に誰かがいるのは感じたけれど、うまく知覚できませんでした)
とりあえず、初日の訪問は終了です!
後日改めて再訪したい!
クリスタルの前で祈りを捧げる参加者たちの様子や、カフェやバーの空気感など、ほんの一部ではありますが、この場の穏やかなエネルギーを垣間見ることができたように思います。
また、祈りの際にはSNSのフォロワーさんのことが自然と思い浮かび、遠くからではありますが、少しでも癒しや安らぎが届いていたら嬉しいなと感じました。
今回は途中で切り上げる形にはなりましたが、まだまだ見てみたい場所や気になるポイントも残っています。
後日あらためて再訪して、もう少し落ち着いた状態で探索できたらいいなと思っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
また次回の記録も、よろしければお付き合いください。
それでは、また。
【B.M.M】自分の特性?について探索①

こんにちは、陸十です。
最近、仕事でのミスが非常に目立ち、メンタルよぼよぼの私です。
(これに関しては自分が悪いので、ぐうの音も出ないのですが……)
慣れからくる怠惰なのか、単純な腑抜けなのか。
それにしても、ケアレスミス・ヒューマンエラーが多いなぁ……と感じています。
もちろん今までの仕事ぶりを反省するのは大前提ですが、
ここまで酷いのには何か理由があるのでは?とも思い、軽く探索をしてみました。
まだ解決に至っているわけでもなく、根本原因を見つけられたわけでもありません。
それでも探索の中で【それらしい】ものは出てきているようなので、
記録としてブログに残しておこうと思います。
それでは、どうぞ。
2026/3/4
アファメーションをした後、早速ガイドのイウォンがヘルパーとして現れました。
最近にしては珍しく、トレードマークの鎧の姿です。
「この格好で出るときは大体、危険な時か、騎士感満載の時か、時代と場所の象徴なんだよね」
『それが分かっているなら、おおよその見当はついているのではないか?』
「それはわからないな」
『そうか。では見ていこう』
彼の案内によって場面が変わります。
---
あまりはっきりとしたヴィジョンは、今回見えていません。
なんとなく、赤レンガ造りの建物の中に私はいて、夜な夜な作業をしているようでした。
地下室? 秘密の部屋?
そんな雰囲気のある部屋です。
時代は中世〜近世ヨーロッパのようでした。
ただ、どの国なのかはわかりません。
この時の私は男性のようです。(珍しい)
手には分厚い何かを持っているようですが、ぼやけていて、それが何なのかは分かりません。
もう少し詳細を知りたくて意識をフォーカスしようとしたところ、
物質界の旦那に呼ばれてしまい、探索はいったん中止となりました。
---
その後、用事が済んだあと、すぐに探索へ戻りました。
服装は白いケープに黒い長い服。
袖口は白い……?
どこかキリスト教関係者の服のように感じます。
相変わらずぼやけていて詳細は見えないのですが、
手に持っていたものが紙束であることは理解できました。
随分古い紙のようにも感じます。
封筒なのか、あるいはお金のようにも感じました。
古い文通を整理しているのか、
経理業務をしているのか、
はたまた横領か……。
個人的に『悪いこと』というイメージが湧いてきたので、
横領か、もしくは文通に細工をしているかのどちらかのように思いました。
この日はそれ以上の情報を引き出すことができず、探索はここで終了です。
感想
本当にあまり実りのない体験ですみません……()
それでも、なにか悪さをしているせいなのか、
それとも怠惰的なことなのか……。
そういう、あまり褒められたことをしていない時期があったようです。
あまり鮮明な探索が出来なかったこともあり、
この過去生は参考にならない可能性もあります。
ただ同時に、トラウマが強すぎて詳細を見れない状態なのかもしれません。
赤レンガの教会?というのは特徴的だと、個人的には思っています。
広いヨーロッパの中でもある程度地域を絞れる気がするので、少し探してみたいですね。
なんとなく東側。
イタリアやスペインではなさそうで、ルーマニアあたりの雰囲気な気がしていますが……果たして。
(紙束については免罪符?とも感じましたが、どうでしょう…?そうなると、カトリックですね。中世か近世かはまた微妙なライン…)
また進捗がありましたら共有したいと思います。
それでは、また。
【過去生】③文官と令嬢とその従兄【物語】
前話

黎から祝福を受け取ってから、三年近くの時が流れた。
あれ以来、蘭は大きな任を与えられ、日々多忙を極めていた。
それと同時に、年頃になった彼女と顔を合わせることに、どこか気後れも感じていたのだ。
しかし近頃、施家から伝え聞く話題は、もっぱら黎の結婚相手についてだった。
間もなく成人を迎える黎のために良縁を探しているものの、当の本人がそれを頑なに拒んでいる――
遣いの者が、困り果てた様子でため息をついていたのは、記憶に新しい。
そこで白羽の矢が立ったのが、一将として名を上げつつある蘭だった。
宮中での人脈を活かし、婿探しを手伝えというのである。
施家の言い分は明快だった。
名のある家柄であれば、「歳の差など問題にならない」と。
もとより婚姻とは政略の一環であり、その考え自体に異論はない。
現に、自分の婚姻もそうだったのだから、何も不思議な話ではない。
――だが、それが黎の相手だというなら、話は別だ。
大切な末姫を、どこの馬の骨とも知れぬ【くそ爺】に差し出す気など、毛頭なかった。
とはいえ、【名のある家柄】の人間の多くは、すでに婚姻を済ませているか、老齢であるか、【問題あり】がほとんどだった。
第二夫人として迎えるという案もあるにはあるが、初婚の黎を側室にすることには、どうしても気が進まない。
――そういえば。
最近、仕官してきた若い男がいたはずだ。
名は瑠偉。
字は伯燕。
地方豪族の傍系に生まれながら、ある事件をきっかけに一族を失い、十にも満たぬ年で当主となった男。
歳も蘭とさほど変わらず、いくつか【厄介ごと】を抱えてはいるが、真面目な人物だという噂はよく耳にしていた。
変な男に嫁がせるよりは、ずっといい。
ただし、評判はもっぱら「お堅い」。
要するに、とっつきにくく、融通の利かない御仁ということだ。
だが、会ってみなければ人柄など分かるはずもない。
そう考え、蘭は彼の持ち場を訪ねることにした。
ある日の昼下がり、蘭は瑠偉に会うため、東曹を訪れた。
(現代で言うところの人事部である)
昼の休憩時間のはずだというのに、一人、机にかじりつき、積み上げられた書簡すべてに目を通している若い男がいた。
何日も部屋へ戻っていないのであろうその様子は、どこかおどろおどろしくも見える。
だが、そうも言っていられない。
蘭は意を決し、業務に没頭する男に声をかけた。
「瑠令史。少し時間をもらえないだろうか」
その声に、男はぴたりと手を止め、ゆっくりと顔を上げた。
疲労困憊を隠しきれない表情から、異常な業務量を抱えていることが一目で分かる。
「……あなたは」
「珠季峰と申す」
「あぁ、珠将軍でしたか。これは失礼を……改めまして、最近、殿のもとへ仕官いたしました、瑠伯燕と申します。以後、お見知りおきを。将軍のお話は、私が仕官する以前より伺っております。殿とともに勉学に励まれていたとか」
「ああ、そういった堅苦しい話はいい。単刀直入に聞きたい。令史は、妻を娶る予定はあるか」
しばしの沈黙。
瑠伯燕――瑠偉の口からこぼれたのは、間の抜けた声だった。
「……は?」
「急な話なのは承知している。だが、ふざけているわけでもない。真面目な話だ」
「……少々、礼を欠いたご質問では? 私からお答えする義務は――」
「ああ、わかった! すまない。後日、改めて時間をもらえないだろうか。内容が内容なだけに、ここですべてを話すのは憚られる」
「……将軍もお忙しいでしょう。今後の予定は、追って文でお知らせします。それでは」
そう言って、何事もなかったかのように業務へ戻る瑠偉を、蘭は何とも言えない思いで見つめていた。
一言だけ別れを告げて部屋を出ると、深く息を吐き、先ほどのやり取りを思い返す。
決して華のある人柄ではない。
だが、少なくとも胡散臭い男ではなさそうだ。
「……いや、さすがに性急すぎたな。彼には申し訳ないことをした」
そう呟きつつも、心のどこかで思う。
(だがあれくらい堅いほうが、安心だ)
不安と、安堵を胸に、蘭は末姫の行く末に静かに思いを馳せたのだった。
*
後日、蘭は瑠偉の部屋へと案内された。
几帳面に整えられた無機質な室内は、まるで取調べでも受けているかのような居心地の悪さを伴っていたが、不思議と嫌悪感はなかった。
むしろ、この簡素さこそが瑠偉という男の性質を端的に表しているように思えた。
互いに腰を下ろし、形式ばった挨拶を交わしたのち、蘭は一つ息を整える。
ここから先は、遠回しな言葉や建前では通じないだろう。
まず先日の非礼を詫び、あらためて時間を設けてくれたことへの礼を述べる。
そのうえで、蘭は覚悟を決めたように背筋を正し、率直に切り出した。
自分には施家に大切に育てられた末の従妹がいること。
年若く、まだ世事にも不慣れで、だからこそ将来を案じていること。
これから先いくらでも縁談は舞い込むだろうが、その多くは年齢や立場ばかりを見て、本人を顧みない相手である可能性が高いこと。
そして――
自分はあの娘を、そうした「条件」だけで選ばれる婚姻に放り込みたくはないのだと。
瑠偉の人となりを見聞きするにつけ、堅実で、実直で、少なくとも軽薄な真似をする男ではないと感じたこと。
だからこそ、家のためだけでなく、彼女自身の人生を託す相手として、一度真剣に考えてほしいのだと。
理屈を並べながらも、その言葉の端々には、どうしても隠しきれない切実さが滲んでいた。
「……といいますと?」
「俺の末の妹――いや、従妹を、嫁に迎えてはくれないか? ということだ」
瑠偉は一拍置いてから、慎重に言葉を選ぶように口を開いた。
「また、ずいぶん急なお申し出ですね。……確かに、瑠家と施家の婚姻は近年なかったと記憶しています。私としては、家の不利益にならない女性であれば、そこまで条件にこだわりはありません。
ですが――なぜ、そこまで将軍は末姫を嫁がせたいのですか? 伺うに十四歳。これから良縁が舞い込んでくる年頃でしょう」
「そうなる前に、見繕ってやりたい」
即答だった。
「俺の大切な末子だ。どこの馬の骨とも知れない男のもとへ、嫁になどやれない」
「……つい最近お会いしたばかりの私を、そこまで信用なさるのも不思議ですが」
一度言葉を切り、瑠偉は静かに続ける。
「そこまで仰るのであれば、将軍ご自身が伴侶として迎え入れたらよいのでは?
奥方を迎えられたとは承知していますが、将軍は今や珠家の人間。施姓を名乗っていない以上、形式上は問題ないはずでしょう」
「……それができたら、どれほどよかったか」
掠れた声で、蘭はそう答えた。
それ以上は何も言わなかったが、言えなかったというほうが正しい。
沈黙が、彼の代わりにすべてを語っていた。
「……とにかく、一度でいい。彼女に会ってみてくれ。すごくかわいらしい子だ、令史もきっと気に入る」
しばし考え込んだ末、瑠偉は小さく息を吐いた。
「……はぁ。一度だけですよ」
「……! ありがとう。恩に着る」
こうして、瑠偉の施黎訪問が決定した。
このときは、二人とも、話が穏便に進むものだと疑っていなかった。
しかし――黎は筋金入りの【じゃじゃ馬】である。
その事実をすっかり失念していた蘭は、
この先、瑠偉が味わうことになる数々の苦労を、まだ知る由もなかった。
*
蘭に頼まれごとをされてから幾日かが過ぎたころ、瑠偉は約束通り施家を訪れていた。
事前に話は通っていたようで、来訪に際して誰かが驚く様子はない。むしろ、使用人たちの態度には、どこか安堵と歓迎の色がにじんでいた。
門をくぐると、姫の側仕えと思しき老齢の女人が一人、瑠偉を迎えた。
「瑠令史、お忙しいところご足労いただきましてありがとうございます。ぼっちゃ……いえ、珠将軍からお話は伺っております」
「いえ、こちらこそお招きいただき感謝いたします」
「ささ、どうぞ中へ」
屏風の立てられた部屋へ案内され、座るよう促される。
自ら望んだ場ではないとはいえ、花嫁候補となる娘との面会だ。
形式ばった空気の中に身を置くと、否応なく胸が急く。
ひとつ深く息を吸い、心を落ち着かせようとした、そのとき。
奥の部屋から、何かが勢いよくぶつかる音が響いた。
続いて、【淑女】という言葉から最も遠い、荒々しい足音が床を打ち鳴らす。
訝しんで立ち上がろうとした瞬間、
まるで琴の弦が弾け飛ぶかのような金切り声が耳をつんざいた。
「いやよ! 誰が行くものですか!
どこの誰かも知らない殿方にお会いするつもりはございません! お帰りいただいて!」
「ひ、姫様! お声が……令史に聞こえてしまいます!」
「わたくしには関係ありませんわ!
勝手に結婚だなんて、どうかしていてよ!」
「ですが、それでは季峰様の面目が――」
「まぁ! 兄さまのお名前を出せば、わたくしが黙るとお思いで!?
そうはいきませんわ。わたくしから、直々に兄さまへお託します!」
言い争う声は、屏風のすぐ向こうまで迫ってきた。
足音が止まり、次の瞬間、少女の姿が現れる。
凛とした立ち姿。
年若いながらも、強い意思をそのまま形にしたような佇まいだった。
彼女は瑠偉を一瞥する。
長く黒い髪が肩から流れ落ち、その動きだけが妙に目に残った。
わずかな間。
「……ふん」
それだけを残し、少女は踵を返す。
迷いのない足取りで、そのまま部屋を後にした。
静けさが、遅れて戻ってくる。
瑠偉は無意識のうちに、去り際の背を目で追っていた。
胸に残ったのは、怒気よりも、張り詰めた空気だった。
「……随分と、気丈な姫君ですね……」
「あぁ、令史、大変申し訳ございません……。姫様は、その……」
「ええ。今の会話から察するに、
私に会うおつもりはなかった――そういうことでしょう」
「も、申し訳ございません。なんとお詫び申し上げればよいのか……」
「いえ」
瑠偉は静かに首を振った。
「姫君があの調子では、話は進められませんね。
本日は一旦、失礼します。また後日、改めて参ります」
「……はい?」
「私は珠将軍から『姫に会ってほしい』と頼まれました。
ですが、【まだ】会っていません。ですから、将軍との約束は果たされていない」
一拍置いて、言い切る。
「【必ず】お会いします。答えはそれからでもよろしいですね」
そう言って、瑠偉は一礼した。
「それでは、また」
「まぁ、まぁまぁまぁ……!」
思わず感嘆の声を漏らした側仕えを背に、
瑠偉は静かに施家を後にしたのだった。
【過去生】②文官と令嬢とその従兄【物語】
※この記事は過去生探索を元にした小説もどきです。私の体験結果を元に描いていますがあくまでも「小説」としてお読みいただけますと幸いです。
前話

それから数年が過ぎた。
成人を迎え、一人前と認められた蘭に、養父はその日の夕餉の席で切り出した。
「蘭ももう成人だ。そろそろ妻の一人くらい娶ってもよい頃だろう」
「いえ、私などまだまだ若輩者にございます……ですが、義父上。差し出がましいとは承知のうえで、一つご提案申し上げたく存じます」
「ほう。もしや娶りたい姫でもいるのか? お前もなかなか隅に置けぬな」
「いえ、そのようなことは……」
「どこの家の者だ? わかっているとは思うが、婚姻とは家同士の結びつき。感情だけでどうこうできるものではないぞ」
「はい。その点は、わきまえているつもりでおります」
自らの想いを口にしても、同意を得られるとは思えない。
そう理解してなお、蘭は重い胸を押さえつけるようにして、養父へと己の意向を打ち明けたのだった。
*
蘭が邸を去ってから黎の心にぽっかりと空いた穴は、そう簡単には埋まらないでいた。
多忙な蘭が時間を見繕って自分のもとを訪ねてくれることは嬉しかったが、同時に小さな独占欲も芽生えていた。
それは、まるで大切にしていたおもちゃを取り上げられたときのような感覚。
そんな幼稚な感情を抱えた日々が続くなか、ある日、黎は邸内で蘭の噂を耳にする。
仕事をしながら交わされる女中たちの世間話は、いつしか年頃の娘が好む色恋話へと移っていった。
黎も十になる頃で、人の色恋に興味を持ち始めていた。
ましてや、大好きな従兄の話となれば、気にならないはずがない。
聞き耳を立てていることが悟られぬよう、ひっそりと様子を窺った。
「ねぇ、聞いたかしら? 以前、珠家に養子に行かれた季峰様の噂」
「ええ、ええ。どうやら、お嫁様をお迎えするみたいよ」
「季峰様は小柄で細身だけれど……人当たりもいいから、きっと引く手あまたなのでしょうね」
「でも、季峰様ったら、昔からお嫁様を選んでいたみたいじゃない?」
「それがね……」
周囲に人がいないことを確かめ、女中は狐のように口元を歪めて続けた。
「どうやら、その姫が『施姓』だったみたいでね。あちらのお父様に却下されたそうなのよ」
「まぁ、それはそれは……季峰様も、もの好きね。血族婚を望まれるなんて」
「珠姓になったから問題ないと思われたのでしょうけれど……やはり、避けられるなら避けたほうが賢明ですもの。あちらのお父様の意向に従って正解ですわ」
※古代中国では、血のつながりがなくとも同姓であれば「同族」と見なされ、婚姻は避けられる風習があった。逆に別姓であれば、血縁があっても婚姻が可能とされた。
まるで見世物を楽しむかのように、女中たちは声を立てて笑った。
その笑い声を背に、黎は胸の奥が静かに冷えるのを感じた。
兄が誰かと番うこと――それは本来、祝うべきことだ。
けれど同時に、「施蘭の妹」でいられる時間が終わりへ向かっているのだと、初めて実感した。
整理できない気持ちから目を逸らすように、黎はその場を後にした。
*
それからしばらくして、定例の逢瀬のために蘭が施家を訪れた。
彼が成人し、王から領地を任されて間もない頃のことである。
たったひと月――されど、ひと月も会わないでいると、成長期の蘭は見違えるほど逞しくなっていた。
その変化は、黎にとって知らない誰かになっていくようで、寂しさを覚えさせた。
しかし、それは蘭も同じだった。
日に日に大人びていく黎の姿を前に、彼は一瞬だけ言葉を探すような沈黙を挟み、やがて何事もなかったかのように微笑んだ。
「黎黎、大変ありがたいことに、俺は殿から土地と職位を賜ったよ」
「ええ、ええ。兄さまは優秀ですもの。私も末妹として、とても誇らしく思います」
「ありがとう。お前なら喜んでくれると思っていたよ……それでな、今のように月に一度も会えなくなる。その土地を守らねばならないから、こちらへ戻ることは少なくなるだろう」
「……また嘘をつくのですか? 冗談はよしてくださいまし」
「嘘じゃない。冗談でもない。本当だ」
「どうして兄さまは、いつもわたくしを置いて行かれるのでしょう……そんなひどい話……いえ、なんでもありません」
黎の前では変わらず「施蘭」であり続けた蘭は、婚姻を機に完全に別の家の人間になる。
そのとき、自分はどこまで踏み込んでよいのだろうか。
答えを聞くのが怖くて、黎はそれ以上、言葉を続けられなかった。
何か言いかけて口を閉ざした黎の様子を、蘭は見逃さなかった。
けれど、すぐに問い詰めることはせず、少しだけ間を置いてから口を開いた。
「黎? ……誰かに、何か言われたのか?」
その声音が、いつもよりわずかに低いことに、黎は気づかなかった。
問いかけに沈黙を守る黎だったが、蘭がそれを許すはずもない。
促されるように、彼女は渋々口を開いた。
「……聞きましてよ、兄さま。お嫁さまをお迎えになるのでしょう? わたくしも、もう十を過ぎた『大人』ですのよ。そのくらい、わかっていますもの」
「……もう、お前の耳に入ったか」
「ええ。女中たちは、とてもお喋りなんですもの。……兄さまは素敵な方ですから、お嫁さまも、きっとこの乱世で兄さまと結ばれてよかったと仰いますわ」
「もう、『兄さまのお嫁さまになるのは黎だ』とは聞けなくなるな」
「そんなこと、もう言いませんわ。わたくしだって立派な淑女。子供のような駄々はこねません」
「俺にとっては、まだ子供だが」
「まぁ! 兄さまったら、失礼ね!」
軽口を叩いたあとの静かな間。
黎は、そっと蘭の手を握った。
幼い頃から変わらぬその温もりに、見守られてきた日々が胸によみがえる。
その手が、少しだけ力を込めた気がしたが、黎は「縦兄は心配性なのだ」と思い、気にも留めなかった。
「ねぇ、兄さま。どうか幸せになってくださいまし。兄さまが幸せが、黎の幸せですのよ」
その言葉に、蘭は一瞬だけ視線を逸らし、それから笑った。
「熱烈だな」
「そう聞こえてしまう?」
「他の男なら、そう思うだろうな。お前の今後が心配だ」
「まぁ! わたくしが、はしたない女だとでもおっしゃりたいのですか?」
「そうじゃない。ただ、ずいぶんとおませさんだと思っただけだ」
両手を広げて「おいで」と合図すると、黎は迷いなく蘭の腕の中へ飛び込んだ。
十になったとはいえ、結局はまだ子供だ。
縦兄に甘えたい気持ちが、消えることはないのだろう。
あくまでも「兄」として慕ってくる妹を、蘭は優しく、大切に抱き留めた。
「ありがとう、黎黎。お前も幸せになるんだよ」
「ええ! もちろんですわ。兄さまに負けないくらい、黎も幸せになりますわ。必ず」
そうして、季節が巡る前。
黎は遣いの者から、珠蘭がある家の姫と婚礼の議を行ったと聞かされたのだった。
②おわり
【過去生】①文官と令嬢とその従兄【物語】
※この記事は過去生探索を元にした小説もどきです。私の体験結果を元に描いていますがあくまでも「小説」としてお読みいただけますと幸いです。
こちらを先にお読みください

桃の花が咲く季節だったと思う。
地方ではそこそこ名の知れた施家に、随分と歳の離れた末娘が生まれた。
名は【黎】。蝶よ花よと大切に育てられた娘である。
二つか三つの頃、彼女は末の兄――といっても実兄ではなく、従兄にあたる【蘭】――の後ろを、いつもついて回るようになった。
ほかにも兄弟姉妹はいたが、皆すでに成人間近であったり、ずいぶんと大人びた年齢で、幼い黎にとっては少し近寄りがたい存在だった。
そのため、蘭と黎はいつもつがいのように寄り添い、大人たちはそれを微笑ましく見守っていた。
もっとも、末の兄とはいえ蘭は黎より八つも年上で、黎にとっては十分すぎるほど大人の兄であった。
蘭にとっても、時をおいて生まれた小さな末姫は愛おしくてたまらない存在だった。
手をつないだままあちこちへ黎を連れ回し、両親に叱られることも日常茶飯事だった。
二人とも、ずっと一緒にいるものだと――そう信じて疑っていなかった。
それから数年が経ち、蘭が十三歳、黎が五歳になった頃のこと。
ある日、黎が蘭のもとを訪れた。
いつもならいるはずの彼の部屋に兄の姿はなく、屋敷全体もどこか静まり返っているように感じられた。
稽古や勉学の時間だろうか。
そう思いながらも拭えぬ違和感を覚えた黎は、屋敷の使用人たちに兄の行方を尋ねて回った。
だが、皆が口を揃えて言うのは――
「姫様、本日は兄上様は席を外されております。ですから、私たちと一緒に過ごしましょう」
そればかりだった。
大人たちの言葉を素直に信じることができなかった黎は、彼女たちの制止を振り切り、大きな屋敷の中を走り回って兄を探した。
普段は近づくことのない、屋敷の主の部屋の前を通り過ぎようとしたとき――ふと、聞き覚えのある声が耳に入った。
それは、家長の部屋から聞こえてきた。
「――それでは蘭。殿からのこの提案、引き受けてくれるな」
「はっ。ありがたきこと。謹んでお受けいたします」
「(まぁ、曾祖父さまと兄さまがお話しされるなんて、珍しいこと……)」
普段、子供相手に話をしない家長が直々に呼び出して何を話している。
盗み聞きは品のない行いだと理解してはいたが、普段ほとんど顔を合わせることのない曾祖父と兄の会話に、黎は強く惹かれ、思わず耳を澄ませた。
「しかし、お前が邸を離れるとなると、黎が心配だな。まるで雛鳥が親を失うようなものだろう。とはいえ、黎まで養子に出すわけにもいかん」
「黎が駄々をこねるのも、きっと初めのうちだけでしょう。大人になれば、時期に私のことなど忘れるに違いありません」
「なんだ、怒っているのか? はは、お前も素直ではないな。正直に『黎と会えなくなるのが寂しい』と言えばいいものを」
どこか砕けた調子のやり取りだった。
しかし家長である曾祖父の言葉を聞いた瞬間、黎の胸には言葉にできない感情が湧き上がった。
それは絶望や悲しみというより――理解そのものを拒んだ、という表現が正しいかもしれない。
ずっと一緒にいる。
そう、約束したはずだった。
それなのに彼は、今この時をもって施家の人間でなくなることを、承諾してしまったのだ。
黎はその場に立ち尽くしたまま、やがてふらりと踵を返し、静かにその場を離れていった。
*
家長との話を終えたあと、彼女お付きの女中たちに黎の行方を尋ねて回ると、しばらく姿を見せていないと言われた。
きっと、何か納得のいかないことがあったのだろう。
わがままで寂しがりやな黎の行き先は、決まって中庭の植木の裏だ。
思った通り、そこには小さく丸くなった彼女が、ひっそりと身を潜めていた。
こうなってしまうと、黎は少し意固地になる。
長期戦になりそうだと苦笑を浮かべながら、蘭は小さな影に声をかけた。
「黎黎、またこんな薄汚れたところに隠れて。使用人に怒られるぞ、戻ろう」
そう言って彼女の手を引くが、黎は頑なにその場を離れようとしなかった。
煤や埃で汚れた手で顔をこすり、頬に黒い筋がつく。
「ああ、こすったらだめじゃないか。かわいい顔が汚れてしまうよ」
「兄さまは、よその子になってしまうのですか?」
純粋な問いに、蘭の手が一瞬止まる。
すぐに何事もなかったかのように微笑み、彼は答えた。
「何を言っている。そんなわけないだろう。俺が黎黎に嘘を吹き込んだことがあるか?」
「一度もないとは言えませんわ」
「……随分と耳の痛いことを言うな」
「ねぇ、兄さまはもう、黎の兄さまでなくなってしまうの?」
「そんなことはない。俺はずっと、黎黎の兄さんだよ」
「じゃあ、兄さまはずっとこのおうちにいるのね? 大きくなっても、黎をおそばに置いてくださる?」
「それは……」
「いやよ、どこにも行かないで」
「黎……」
しばしの沈黙。
その沈黙が意味することを、幼いながら黎も理解してしまった。
兄はこの家を離れ、養子に出されること。
そして、自分とは一緒にいられなくなることを。
泣くのは武家の子として相応しくない。
女児であっても、気丈に振る舞わねばならない。
理解していても、溢れ出る涙を抑えられるほど、黎はまだ大人ではなかった。
大好きな兄の胸に飛び込み、思いのままに泣きじゃくる。
蘭は何も言わず、ただ彼女を優しく抱きしめ、感情が落ち着くのを待った。
やがて泣き疲れた黎を抱え、庭の草の上に腰を下ろす。
ようやく話ができるようになった彼女をあやしながら、できるだけ柔らかな声で語りかけた。
「……なぁ、黎黎。確かに兄さんは、養子として叔父上のもとへ行くことになった」
「ほら、嘘つき」
「最後まで話は聞け。今みたいに毎日会って、遊んで、食事をして……というわけにはいかなくなる。でも、それはいつか必ず起こることなんだ。それが大人になるということだ。ただ、それが少し早くなっただけだ」
「でも、黎はまだ子供よ? 大人じゃない」
「俺は、もう二年もすれば大人だ」
「兄さまも、まだ子供よ」
「女というのは、本当に口が達者だな……代わりに、月に一度はお前のもとを訪ねよう。文も送る」
「黎は、字がまだ読めませんわ」
「側仕えに読ませればいい」
「それでは、内緒のお話ができません事よ?」
「なら、一人で文が読めるように勉強を頑張らないとな」
「勉強は好きじゃないわ」
「勉強をしなければ、良いところのお嫁さんにはなれないぞ」
「? 黎は兄さまのお嫁さまになりますのよ?」
その瞬間、蘭は口を噤んだ。
何も知らない末姫の言葉に、思わずとんでもない言葉を返しそうになり、ぐっと堪える。
同時に、心の奥底に押し込めていた感情が、ふと零れ落ちた。
「……何も知らずに、お前というやつは。それができたら、どれほどいいだろうな」
「?」
「黎。お前は兄さまのことが好きか?」
「ええ! 大好きよ!! 父さまや母さまよりもずっと、この世の誰よりも兄さまが大好きよ!!」
「そうか……それは、叔父上と叔母上に恐れ多いな……」
「だからずっと、わたしは兄さまと一緒なのよ。ずーっと一緒」
「なら、その大好きな兄さまに免じて言うことを聞いてくれ。帰ろう。まだ、お前と話さなければならないことが山ほどある」
「ええ。兄さまとお話しできるなら、帰るわ」
「まずは、その汚れた顔をきれいにしよう。ほら、水を汲みに行こう」
そう言って、土で汚れた黎の手を引き、井戸へ連れて行き、彼女をきれいに整える。
その後、日に当たってうつらうつらし始めた黎を抱き上げ、蘭は彼女の部屋へ向かった。
寝台に下ろし、その縁に腰をかける。
夢の中を彷徨う彼女の頭を撫でながら、蘭は宙へと言葉を落とした。
「何も知らない、可愛い小さな黎黎。俺は『大好き』なんて、そんな安っぽい感情なんか持ち合わせていないんだよ。……こんな兄さんで、ごめんな」
呪言のようなその声は、夢の中を漂う彼女には届かなかった。
それは、美しい新緑が茂る夏の訪れを告げる季節だった。
*
その後の流れは、あまりにも早く感じられた。
邸が慌ただしさを増すにつれ、蘭と黎が顔を合わせる機会は減っていった。
宴の当日。
彼を養子に迎えるため、珠家の人々は施家へと次々に貢ぎ物を運び入れる。
豪奢な品々で歓迎するほど、子を成せなかった叔父にとって、蘭の養子縁組は極めて重要な出来事だったのだ。
儀式はつつがなく遂行され、そのまま祝杯の宴の席へと変わった。
女は宴席に座ることを許されない。
そのため、施家の人間として過ごす蘭の最後の時を、黎が共有することは叶わなかった。
蘭もまた、黎に会いに来ることはなかった――正確には、行くことができなかった。
宴は朝日が昇るまで続いた。
その日を境に、
施蘭は、珠蘭となった。
①おわり。
ガイド【お姉さま】のリトリーバル/古代中国の母子
*こちらの記事を書いたのは10月上旬です。公開中の記事の時間軸がブレブレで申し訳ございません…。
時間的に、2025年9月の出来事とご認識ください。
こんにちは、陸十です。
最近は絵ばかり描いているのでスピリチュアル方面での活動が全くと言っていいほど進んでいません、申し訳ない…。
(以前(25年8月)書きましたシベリア抑留の件は進めていますが、大変ショッキングな場面に遭遇してしまったのでできるか分からない状態です…。できれば見たくない、そんな内容でしたがそれだからこそ、リトリーバルが必要なのだと感じます……行けそうだったら頑張ります……)
何かしらネタになることないかなーと思って出来心でパートナーのガイドさんを訪問しました。
そうしたらなんだか色々闇深い側面を見たような、そんな出来事がありまして…。
一応公開自体はガイドからOKということだったので記録として残しておきたいと思います。
事前に、下記の記事を読んでおくとわかりやすいかもしれません。
それでは、どうぞ。

黎の息子
今回は特にヘルパーさんやガイドを連れてないで私単体で行動となりました。
訪問した先は真っ暗な空間でブラックホール?のような黒い空洞で、すこしの恐怖もあるような場所。
知覚に集中すると中央にパッと男の子が現れました。
10歳くらいの、青い呉服(日本の着物ではなく古代中国の服)を着た男の子。とても礼儀正しい感じで、その作法に【当時のパートナー】の面影がありました。
男の子は私に気付くと中華式?のあいさつで頭を下げてきたのでつられてぺこり。
そのあと男の子は私の顔を真剣な顔つきでジーっと微動だにしないで見てきます。そのあと、なにかもごもごといっていますが聞き取れません。
「えーっと、どうしたの? あ、いつも彼がお世話になっています……?」
しかし、スルー。(というより、どうすればいいのかまごついているかんじでした)私も子供の相手が苦手なのでどうすればいいのか分からず…。
すると意を決したのか思い切り顔を上げたかと思えば耳をふさぎたくなる叫び声で彼は言いました。
「真実がどうあれ、私は父上と母上の子です!!」
……思わず、体が石化。本当、石の体に「ピシッ」とヒビがはいるようなそんなイメージ。
心の整理がつかない状態ですがとりあえず、聞き返します。
「えっと、もしかして、「えん」、ちゃん?」
「はい! 父、瑠偉、母、施黎が子、瑠家長子、瑠円でございます!! ずっと母上にお会いしとうございました!」
「おひゃあまじか……」
なんと古代中国の時12歳で夭逝した瑠偉くんとの子でしした。現パートナーことるい(瑠偉)くんのガイドがまさか子供なんて……と、思ったと同時に彼の言葉にモヤモヤが。
「真実、とは、もしかしてと思うけれどさ、前に私が見たヴィジョンって……やっぱ間違ってなかった感じ……?」
「……円の父は瑠偉以外認めません」
「あぁ!! そうなるのかよ!!」
DBのヤ〇チャのように地面に抉れ倒れる気分です……。
この話の詳細はまだ公開でいないのですが、瑠偉くんとの間に子供が一人生まれています。が、実は従兄(イウォン)の子だったという話が出てきまして。あまりにも非現実的だな~と自分の妄想だと片づけていたものです。
この話は追々追加していきたいと思います。
(内容がちょっと、、、なので気が重いのです。一応弁明させてほしいのですが瑠偉くんも施黎も自分たちの子と信じて疑っていませんでした。 産んだ本人が疑ってないってどゆことよ!?ってかんじですが、こういう仕込みをするあたり、【王様】のイウォンらしいなと思ったりも…王様の話は藤色の星再訪記録に記述していますのでよろしければ)
なので実際私以外の意識体?から話を聞かされるとは思っておらず心的ダメージが大でした。
さて、どうしたものかを悩んでいると背後から誰かかものすごいスピードで走ってきてそのまま円ちゃんを抱えて去ります。
あまりのことにぽかんとしますが、その後ろ姿、お姉さまだったんですよね。
ミニョンと円
とりあえず、二人の後を追ってくらい空間の中を走り回ります。
<ちょっと、余計なことをりーちゃんに言わないでちょうだい! 知らなくていいこともあるのよ>
【いやです! 円は認めたくないのです! 僕の父上は瑠偉令史ただお一人です】
<ええ、そうよね、あなたの気持ちはとってもよくわかるわ? でもそれを伝えることで苦しむのはりーちゃんよ、お母さまのことを思うなら言ってはいけないのよ>
「えと、お姉さま…」
【! 母上!】
お姉さまの後ろから声をかけると円ちゃんは私に気付き、お姉さまの捕縛から抜け出して私にしがみ付きます。
私に気が付いているはずなのにこちらを一切見ようとしないお姉さま。
とりあえず飛び込んできた円ちゃんを抱えてお姉さまに近づいて声を掛けます
。
「えっと、お姉さまどうしたの?」
<あたし、本当にあの白髪男嫌い>
「うん、いつも言ってるね?」
<でもね、あいつがいなかったら【あたし/円】は生まれていなかった>
「えと、そうだね?(円ちゃん=お姉さま…ってこと?ディスクかな?)」
<でも、あたしが生まれたからりーちゃんは死んでしまったのよ>
「えぇ!?それはちょっと違くない!?」
<だってそうでしょう!? あたしが生まれたからりーちゃんは感染病(おそらく産褥熱)に罹って亡くなったんだから!>
「いや、それは円ちゃんじゃなくてもあり得る話であって、「円ちゃんを産んだから死んだ」はちょっと飛躍しすぎというか」
<でも事実そうじゃない>
「いや、まぁ、うん……いや???」
<ほら!! そうじゃない!!>
「ええ、そんなこじつけ言われても困るよ…」
色々なだめる言葉は考えるものの、お姉さまがその言葉を一切受け入れてくれません。
お姉さまの中で【自分が生まれたせいで母親が死んでしまった】という信念が出来上がってしまっているようです。
「まぁ実際問題、私がお産の後に死んでしまった事実は変わらないね。 でもきっと、円ちゃんが生まれなかったら私は過去生を知ろうとか、スピに足を突っ込まなかったと思うんだよね」
<?>
「だって、私が過去生を知りたいと思ったきっかけは瑠偉君だけれど、瑠偉くんの欄にあった息子の名前が気になったからだもん。 私ね、円ちゃんの名前見たときにすごく愛おしくてたまらないって感情が湧いて出てきたんだよね。 夭逝ってあるから、たぶん10歳前後でしょう?なのに、あの時代に名前が残っているって相当愛されていたんじゃないかなって」
<…そうね、長男だったのもあるかもしれないけれど、【お父さま】は【あたし】の事をとても大切にしてくれたわ>
「でしょ? だから、生まれてこなければよかったなんて言わないでよ。 あの時生まれてきてくれたから、今私はお姉さまと話ができてるんだよ思うよ、だから生まれてきてくれてありがとう、ミニョン」
そういって抱きしめてあげるといままで我慢していたのか、お姉さまは大泣きしてしまいました。
きっと、ずっと辛かったのだろうなと……。
【母上、円の事も抱きしめてください!】
しばらく後ろにずっとくっついていた円ちゃんが前に出てきて「ハグ」のポーズをします。可愛い。
「はいはい~、よしよし、円ちゃんも頑張ったねぇ~。 円ちゃんはこれからも彼の事よろしくねぇ~」
【はい! 父上のことは円が全身全霊、お守りします!】
お姉さまと円ちゃんをまとめてぎゅっとしてたくさん撫でてあげます。
そのあと、円ちゃんは姿が見えなくなりました。きっと彼のガイド(守護霊?)としてまた戻って行ったのでしょう。
ということで、リトリーバル?完了です。
実父と子
SPに戻ってゲルに入ると、バーカウンターのようなテーブルとチェア(なんか増えてる?)にイウォンが座って、ウォッカを飲みながらくつろいでいます。
こちらに気付いたようですが、今は話しかけない方がいいと思ったのか視線だけをこちらに向け、お酒を煽り続けていました。彼にしては珍しい態度だなと思います。
(いつもすぐよって来るので)
そんなリラックスモードの彼が気に入らなかったのか、私の後ろから泣きはらして赤くなった目でイウォンをにらみつけるお姉さま。
『……なんだその顔は』
<……別に>
呆れた様子で特に気に留める様子はなく、そのまま飲み続けるイウォン。
そんなイウォンにとりあえず何かぶつけたいのか言葉をガンガン言い続けるお姉さま。
それでもイウォンは余裕があるのか、どこ吹く風って感じの態度。
<バカ白髪、あたしは一生あんたのこと許さないし嫌いだからね>
『?今更なんだ、お前いつもそういってるだろ』
<……そういうところが嫌いなのよ>
『??』
疑問を浮かべながらも、この先を話そうとしないミニョンの様子を察しそれ以上は詮索をしないことにしたようで、そのあとも一人でウォッカを飲み進めていました。
円ちゃんのいた時代、お姉さまとジェミンが共に近親者として存在していたことは過去に聞かされていました。
なので、お姉さまは私の歳の離れた姉かその近辺の親戚だと勝手に思っていましたが、よくよく会話を思い出したり、記録を読むと『身内であった』としか言っていないんですよね。
思い返せば、お姉さまはイウォンをひどく嫌っていたことはもちろん、パートナーの肩を持つ言動が結構目立っていたなと思います。
その理由が、当時の息子だったと思うと納得いく部分も。
円ちゃんの立場としてのお姉さまはイウォンがいなくては自分は生まれてこなかった、だからすべてをまるっとは憎めない。
けれども、かといって自分が【作られなかった】なら母が病にかかって死ぬこともなかったかもしれない。だから病の原因をつくった【父】が許せなかったのだろうと思います。
瑠偉くん視点の探索は進んでいないので彼がその事実を知っていたのかはわかりません。ただ、瑠偉くんの反応を見るに、彼は【円が他人の子】とは知らなかったのではないかと思います。
(黎は意図的に仕組んだわけではないので、托〇とは言いたくないのです…事実違うしね)
イウォンの事ですからね、円ちゃんだけに伝えてたのかも。
それで、父子関係を築こうと思っていたのに予想に反し円ちゃんが実父を拒絶した、というのがあるのかなーとか。
(思えばお姉さまとイウォンって親子ぽいところはあるんですよね、怒る子供と諭す父、みたいな)
特に、イウォンからこの話をされたことはないですし、するつもりもなさそう?なので今後私が詳細を知ることはないのかもしれません。
事実、円ちゃんがイウォンの子であることすら流れで知ってしまっただけなので(別のお遊び探索で偶然知ってしまった)、彼の胸の内に秘めておくつもりだったのだと思います。
内容が内容なので、私に嫌われたら…という気持ちはあったのではないかな、とか。
勝手な憶測ですが(苦笑)といっても、望めば見せてくれたりするのかも…?
ということで、以上が過去生息子、円ちゃんことお姉さまのリトリーバルでした。
まさか自分のガイドをリトリーバルするとは思っていなかったのでちょっと驚きですね。
イウォンはガイド……ではあるけれどまた別枠だと思っているので……
(あの人は課題がありすぎます……苦笑)
お姉様の態度を見る限り、イウォンに対する当たりが強いのは、他にも関係のある過去生が多数あるのだと思います。
それこそ、ヘラの話も上辺しか知らないので、ディオ(イウォン)との間に何かやり取りがあったのかもしれませんね。
いつかそこらへんも手を加える必要があるかもしれません。
その時は、私なりにフォローできたらなと思っています。
この訪問後、某ゲームをプレイしたくなって久しぶりにswitchを起動しました。
やっぱり、兄さまと瑠偉君は作中でも一番かっこいい!!と思ってしまう縦妹馬鹿&嫁馬鹿を発揮する私でした(苦笑)
振り返って。(26年1月現在)
このことがあってから数か月たった今、ぎくしゃくしていたお姉さまとイウォンの関係性は随分と良くなったように思います。
元がひどかっただけかもしれませんが、お姉さまがイウォンのお悩み相談?にのっていたり、進展があったように感じます。
喧嘩自体は相変わらずですがなんとなく、殺伐としていたものからトムジェリみたいな感じになったかな?
恐らく、完全に仲良く!は無理だと思いますができる範囲での歩み寄りができるといいかな。
と、思いながら二人を見守っています。
先日公開しました、MIZUKIでの出来事も、このリトリーバルがアイスブレイクとなっているように思いますね。
また、この辺りは進捗があれば記していきたいと思います。
それでは、また。